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2009-03-11

Alan Bennettと Henning Mankell

 旅行記の途中ですが ここでちょっと一休み 話題は180度変わって 最近の私のお気に入り 全く作風の違う2人の作家 Alan Bennettと Henning Mankellの作品のお話を。
 どちらも英国では大変な人気作家で 特にAlan Bennettはメディア、演劇活動にも長く携わっていて 彼の書は何度もベストセラーに輝いた 非常に著名な作家です その彼が1987年BBCテレビのため書き下ろした短編ストーリー集を”聴く”機会がありました。その名も”Talking Heads”。なぜテレビドラマを”聴く”かというと このドラマシリーズ 各エピソードは20、30分位と短いのですが ストーリー総てが主人公の独白のみで進んでいくという 当時としては(恐らく今もでしょうが)画期的な手法で表現されており 公開当時大ヒットして第2弾も製作されたほどでした ストーリーはあなたの隣にも居そうな主人公の日常生活や人生の1シーンをさりげなく しかし巧みにつつ"った 独特のユーモアのある味わい深い そして時にはハッとするような展開のものばかりなのですが 考えてみれば 俳優としては自分の力量いかんでこのドラマを面白くも つまらなくも出来るわけですから これほど遣り甲斐のある芝居は他にない気もします 台詞の裏に隠された意味合いを どこまで表現できるか このようなテレビドラマが成り立つところ いかにもシェークスピアを生んだ演劇王国イギリスならでは その真骨頂とも言えましょう 
 イギリス演劇界を代表する素晴らしい俳優陣に混ざって Bennett自身もエピソードの幾つかを担当しています 彼は他にもaudio tepesやCDのために 数多くの自作を朗読しています  
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(この写真は www.fantasticfiction.co.uk/images/c2/c11372.jpgより)

 片やHenning Mankellは スェーデン出身の推理作家ですが 英国推理小説協会が選ぶ 長編推理小説に送られる最高峰 ゴールドダガー賞を2001年に英語圏以外の作家で初めて受賞しました。それがWallander警部シリーズの第5弾「Sidetarcked」(ー英語題名 日本語題は「目くらましの道」)です。 
 私がこの作家の本と出合ったのはまだスペインに住んでいた頃 夫の誕生日プレゼントを探しに英国人の方が経営されている古本屋の店内をうろついていた時でした。シリーズ第7作に当たる新本を見つけ お店の方も「それ すっごく面白かったよ!」と勧めて下さったので 夫にプレゼント それ以来夫がまず大ファンになり 新本 中古を問わず 彼の本を見つける度に購入し シリーズの粗方は読破しました 私は現在「One step behind」という シリーズ第6弾を読んでいますが これが初めてのMankell体験 中々読み進まないのですが しかし北欧の夏でも薄っすら肌寒い感じ 雄大な時には荒涼とした自然 そんな雰囲気は例え英語翻訳からも十分伝わってきます 
 「One step behind」のストーリーは Midsummer's Eveを祝うため 18世紀のコスチュームを身につけ ピクニックに興じていた3人の若者が 木陰から何者かに立て続けに射殺されるという のっけから意表をつく展開で幕を開けます その後 被害者達を個人的に捜査していたと思われる Wallander警部の同僚も射殺され 一体誰が何の目的で 罪も無い若者たちの命を奪ったのか。。。私の読んだ時点では まだ犯人に結びつく鍵は発見されていませんが 今後どのようにして事件が解決されるのか 早く先が知りたい!
 彼の作品はゴールドダガー賞受賞作も含め 計5作品が日本でも出版されているようですが 総ての作品(現在9巻まで出版)の日本語翻訳が待ち遠しいところです 
n59473.jpg
(この写真はwww.fantasticfiction.co.uk/images/n11/n59473.jpgより)

  Henning Mankellは母国で俳優 舞台監督としても活躍し 現在アフリカのモザンビークに居を移し 首都マプトにある劇場の総支配人を勤めているといいますから その異才振りには驚かされるばかりです

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No title

どちらも、聞いたことのない作家です。ご紹介ありがとうございます~。英国でベストセラーでも、日本では名が売れていない場合が多いですよね。私の情報源は新聞の書評だったりするので、そこに載っていないと、ほんとわかんないです。ましてや、スウェーデンの推理作家なんて、日本では無名に等しいでしょうね。それとも私が無知なだけかな(笑)。
kazueさんは、推理小説がお好きなのですね。

No title

June様>Alan Bennettは映画の脚本も書いています 「The Madness of King George」(日本語題名を忘れました!)とか あとこれは日本で公開されたのかは分かりませんが「The History Boys」とか 「The Lady in a Van」という彼の実体験を基に書かれた戯曲は 日本でも「ポンコツ車のレディ」と訳され 黒柳哲子さんが演じられたようです
 イギリスの推理小説も 後 フロスト警部シリーズなどが日本でも出版されているようですが こちらも私のお気に入りです(ドラマも含め)
プロフィール

Kazue イギリス人の夫と6年余りの英国、スペイン生活を経て 2008年夏 日本へ帰国

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