
今回の宿泊は桧枝岐村という 山間の小さな村でした 200年以上も続く桧枝岐歌舞伎や 山人(やもーど)料理という独特の郷土料理で知られる里 どんな所なのでしょう ワクワクしますね~

早朝に自宅を出発し電車とバスを乗り継いで6時間余りかかって村に到着した時は すっかりお腹がぺこぺこ 宿の方にお伺いして 村を散策がてら食事処を探しました 村は沼田街道という国道に沿って細長~く広がっているため散策も簡単 宿から数分歩いた所で最初のお蕎麦屋さんを発見!只今開店140周年(!)記念価格で営業中とのこと これ程続くお店ならきっと美味しいに違いないと 早速入店してみました!店内はほぼ満員のお客さんで賑わっていましたが タイミングよく席を見つけることができました 私はやはり村の特産!ということで お蕎麦を注文 上がその写真です 写真では分かり難いかもしれませんが 都会では2人前は悠に有りそうな盛りで びっくり!!檜枝岐村では土地が痩せているため 昔から蕎麦の繋ぎになる山芋が出来なかったため お蕎麦は全て十割 冷たいお蕎麦のみとのこと 横に添えられているのは竹の子や山菜のピリ辛のお漬物 何故かこの村ではワサビも生えないため(天然ワサビは水のきれいな所にに育つので この辺り一番ワサビが育ちそうなものなのに。。。ちょっと不思議です)ピリ辛の山菜をワサビの代用品にしているそうな お蕎麦は歯ごたえがあり とっても美味しかった~ 食べ応え有りました

夫は冷たいお蕎麦が苦手なので 天丼を注文 こちらも山菜や白身のお魚がてんこ盛り お味噌汁と箸休めもついて夫もにっこり 大満足

そして檜枝岐村郷土料理の一つ ”はっとう” そば粉を煉ってひし形に切った物を茹で じゅうねん(えごま)やきな粉などをまぶして食べます 稲作が難しいこの地域の伝統的なご馳走で 昔は農作業が一段落した時などに振舞われたそう ちょっと変わった名前の由来は 何でもその昔見回りに来たお上の役人に献上した所 余りの美味しさに驚いたお上「この様に美味なご馳走を農民が常日頃食べるのはもっての他 ハレの日のみ許す」という”ご法度”が出たことから、だそう いつの世も権力者って横暴ですね。。。。お味の方はお餅に似たもちもちした食感 それに甘いきな粉等がまぶしてあるので 殆ど和菓子感覚です

こちらはそば粉のお団子 よく食べるな~とお思いでしょうが 朝ごはんもそこそこだった私達 美味しそうだったので注文してみました しかもメニューの写真ではほんの一口サイズに写っていたので お料理が出来るまでに摘めるかなぁ~と簡単に考えていたら。。。。運ばれてきてびっくり!!メニューの写真の倍くらいは有りそうな巨大なお団子が3つ どどーんと鎮座ましましているではありませんか!?サンプル写真より量が多い料理を出す店なんて初めてです こちらもそば粉を煉ってふかして作ったお団子ですが 食感は里芋に近く ねっとりした里芋の牡丹餅の様で美味しかったです!

その後は 腹ごなしに村の外れにあるミニ尾瀬公園に行ってみました

人工的に作ったとはいえ せせらぎや小さな滝が清々しい バックの山々と調和もバッチリです 惜しいなと思ったのは公園内のカフェ 外見は尾瀬の雰囲気にぴったりマッチした山小屋風ロッジなのに 中へ入ってみると大変殺風景な作りで プラスティックの丸テーブルや椅子がポツン ポツンと置かれているのみ。。。このロケーションには勿体無い限りです これで室内のインテリアもそれなりに揃っていれば 又とない素敵なカフェになるのになあ。。。。

それでも水面の透明感と言ったら!

紫陽花もまだ見ごろ 夫には ”floatcandy”の様に見えたそうですが。。。

上の2軒の建物は この地方に伝わる伝統的な建築方法で建てられたもの 下の写真の建物は釘を使わず 木材が互い違いに積み重ねられています 他にも同じ幅の長い木材を何枚も枠にはめ込んで積み重ねていき シャッターを作っているお家も沢山見かけました 東北地方には今でも見られる雨戸の一種ですね

ご覧の様に 屋根は木皮で葺いてあります

沢山の伝統が残る桧枝岐村ですが こんなカフェもありました 「明日天気」という 聞いただけで元気が出てきそうな名前のカフェは目の前にハーブ園を展開 そこで採れたハーブや果物をお料理に使っているとか

私はワッフルセットを。。。

夫は尾瀬の水を利用した 水ゼリーを注文 どちらのお皿にも自家庭園から摘んだベリーが添えられています 水ゼリーというお菓子は初めてでしたが これが中々いける!上品なお味で とても美味しかったですよ

こんな調子で檜枝岐村のスローライフも流れていきます 次はいよいよお宿のご紹介!
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