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2008-09-16

「恋」

 ジョセフ ロージー監督の「恋」を見ました。                  
                   
      fko0101s_l.png

( この写真はwww.eiga46.com/images/items/l/fko0101s_l.pngより)

     
 お話しは 20世紀初頭 貴族の娘 ジュリー クリスティと 小作人アラン ベイツの身分違いの恋を中心に 当時の貴族社会の封建的生活を 少年レオの目を通して 描いています

 レオは 夏の間 友達の館に招かれ そこで出会った年上のジュリー クリスティーに憧れにも似た恋心を抱きます そのために 彼女とアラン ベイツの密会のための手紙を届ける という役まで買ってでるのですが。。。 

 初恋に破れたレオがかけた’呪い’が思わぬ事態を生み 年老いた今も尚 レオの心から離れません そんな時 再会したジュディーから 彼女の孫のため 最後の’役目’をお願いされます。。。見様によっては 少し尻切れとんぼにも思えるラスト これからどうなるのか 想像をかき立てられ 逆に余韻が残る 印象深い終わり方でした。年老いたジュディーが 今も尚 あの時のアラン ベイツとの恋だけが 唯一の 真の恋 その証のために 孫を幸せにしてあげたい 自分と同じような人生は2度と送ってほしくない。。。という願いが 切々と伝わってきました。
 
 監督のジョセフ ロージーは赤狩りでハリウッドを追われたアメリカ人ですが ヨーロッパに来ることが運命だったのでは と思われるほど 彼の映画は 英国 ヨーロッパの香りで満ち溢れています。
 私は アメリカ時代の代表作 「緑色の髪の少年」や 後期の代表作「パリの灯は遠く」などを見ていますが 「パリの灯は。。。」など かなりの長編で しかも全編緊張感に満ち溢れ ラストの救いのなさがそれに追い討ちをかけ 見終わった後は かなりぐったりした記憶があります
 
 「恋」では イギリスの代表的な劇作家 ハロルド ピンターと組んでいましたが このコンビは「召使い」も製作しているので こちらもぜひ見てみたいです
  
 この映画のもう1つの見所は ロケ地 Norforkの美しい風景 この景色を見ることが出来るだけで 私は幸せです
  
 映画では 当時の貴族の日常生活がたっぷり描かれているのですが 個人的にはかなり退屈そうな日々のように見えます 特に女性は しきたりに縛られ 好きでもないクリケット観戦に長時間付き合わされたり 外出も中々一人ではままならない雰囲気で(日本でも そうだったでしょうけど) この時代に生まれなくて本当に良かったと 心から思ってしまいます。  
 
     
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こちらでこんにちは!

こんにちは~。
ブログ内をいろいろ拝見させていただいています。
kazueさんの豊かな感性と知性があふれたすばらしいブログですね!
さて、アップされている映画は、私はどれも見たことがありません。でも、この映画「恋」のように、地味めな映画が大好きなので、いつかどこかで発見したら観てみたいです。「プライドと偏見」などを観ても、こういう時代に生まれなくてよかったと本当に思いますね!ジョセフ・ロージーという監督は始めてききました。赤狩りでアメリカを追われた監督さんなのですね。

No title

June様>いらっしゃいませ お越しくださって とても嬉しいです まあ昨年7月から始めたばかりのブログで 気ままに書いてますが よかったらこれからもまた遊びに来てくださいね
 「恋」 うちに自宅で録画したDVDがあるので よかったら今度お貸ししますよ!私はこの頃のイギリス映画(「恋する女たち」とか「召使」とか ちょうど古い価値観が徐々に崩れ 新しい世代と葛藤しあっている時代ですか)大好きなのです June様の感想もぜひお伺いしたいです!

また来てしまいましたね

原題の「the between」には深い意味がありますね。
この人は今でもこだわりの根強いファンがいます。私が持っている唯一のDVDは「唇からナイフ」だけです。1966年頃に彼以外にバディムの「血とバラ」なんてを見まくりました。


No title

You様>原題は”仲介役”とか そんな意味ですね ジョセフ ロージーやロジェ バディムの映画もお好きなのですか 本当に映画にお詳しいのですねー これらの映画をリアルタイムでご覧になっているのですか?すごいなあ。。   

今晩は。

金曜の晩は友人宅で映画を観る習慣で(二人とも独り身なので。相棒は樫の公園のコメンテーターです)、今終わりました。
ジョセフ・ロージは沢山と言うほどの作品数ではなかったはずですが、唯一失敗作はT・ウイリアムズのリズ&バートンの「夕なぎ」だった記憶です。あの二人が相手ではさすがにロージーと言えども、ですかね。モンタン&ロミー・シュナイダーの「夕なぎ」も、わがままモンタン(劇中です)で、難解だった記憶です。
私も相棒も、二十歳くらい、つまり1966年くらいは、ロード・ショーのはしごをしていました。高校の頃には、今日は学校に行きたくないな~と入った渋谷パンテオン(確かブリナー、T・カーチス&クリスチーナ・カウフマンの『隊長ブーリバ』)で相棒とばったり。それ以来の「映画の友」なんです。



プロフィール

Kazue イギリス人の夫と6年余りの英国、スペイン生活を経て 2008年夏 日本へ帰国

Author:Kazue イギリス人の夫と6年余りの英国、スペイン生活を経て 2008年夏 日本へ帰国
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