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2009-06-08

ショート ショート

 週末 みなとみらいにある短編映画専門の映画館に行ってみました 
この映画館は Brillia Short Shorts Theatreといって 文字通り世界の短編映画ばかりを上映している映画館 1回の上映時間は1時間弱で5本ほどの作品が連続上映されます
 私は2プログラム 合計10本ほどの作品を見ました 作品の製作国も日本を初め ヨーロッパ各国 アメリカ オーストアリア 果てはイスラエルと大変バラエティに富んでいましたが 題材もまた然り コメディから悲劇 ロマンティックなものと色々で 各国のお国柄も時には非常に色濃く出た 面白いものばかりでした
 (写真は総てhttp://www.brillia-sst.jp/theater_program/より)
   
           BAWKE_convert_20090607192749.jpg
 「BAWKE」(パパ)という題名のノルウェー映画 より良い生活を求め 苦難の末密入国した外国人親子 しかし地下鉄で出くわした検札から息子を守るため 父親はわざとその場から逃げ出そうとし 警察に連行され 強制送還されることに。同じ移民収容施設に迷子になった息子も辿り着き 空港へ護送される父親を見つけ 必死に車の窓を叩きますが 父親は「他人だ 知らない子だ」と通しますがそれは この国に住む方が祖国に住むよりも 息子にとっては100倍も明るい将来が待ち受けている。。。と確信しているからです 車を追いかけた息子が雪道に ふと見つけた父の帽子 拾ってみると中には息子が大事に持っていたサッカー選手 ジダンの写真が一枚隠されていました 息子はジダン選手の写真を数枚 肌身離さず持ち歩いていたのですが この国に密入国したとき 父からその写真を捨てるよう厳しく言われ 泣く泣く捨てたのでしたが お父さんは最後の一枚を息子のために取っていて それを永遠の別れ際に 息子に託したのでした 父の気持ちを知って ぽつんと雪景色の中に立ち竦む息子の姿がとても印象的 切迫した状況の中 子供のために自分の身を犠牲にまでして尽くす父親の愛情が素晴らしく 泣かせる作品でした  
          
          megatron_convert_20090607233508.jpg
 こちらもルーマニアのある母と子の1日を描いた「Megatron」 朝まだ日が明けきらないうちから出かける若い母と息子 自転車で駅まで そこから汽車に乗り 降りた先でヒッチハイクをし 町の中心地まで送ってもらうとさらにバスに乗り換え 長い旅路の果て やっと辿り着いた所は 何とマクドナルドのチェーンショップ!実はこの日は息子の誕生日で 彼はマクド(私は関西出身なので マクドナルドをこう呼びます)の特別セットに付いてくる玩具ロボットのメガトロンを誕生日プレゼントとして欲しかったため 遠路はるばるやってきたのですが。。。来る道すがら 母親が何度も鳴る携帯電話に出ようとしないのを見た子供は 母親の鞄からこっそりお財布を取り出し隠してしまいます お陰で母はお金が払えず ハンバーガーセットもお預け。そのまま帰ろうとする母に 息子はパパに電話してお金を持ってきてもらおうと提案します ためらう母に息子は 僕の誕生日を3人で祝って欲しいのだと訴えます 仕方なく別れた夫に連絡をつけ ハンバーガー店内でぼんやりと夫が来るのを待っている母のショットで映画は終わり
 この短編は 見事2008年のカンヌ映画祭の短編映画部門でパルムドール賞を受賞したのでした 

          Merci!_convert_20090607192845.jpg
 代わってこちらはベルギーの「Merci!」全編台詞なしの8分間 薄暗い満員の地下鉄は 誰もが暗く 疲れきった顔をしていました ところが途中から乗ってきた1人の男が 理由もなく突然笑い出し その笑いは止まるどころか 次々周りの人に伝染して 仕舞いには車両中が大笑いの渦に巻き込まれたところで 男は下車 反対側の電車に再び乗り込み また人々を笑いに誘う。。。笑うということがいかに人の心理に影響を与え 気持ちを明るくハッピーにしてくれるかということを 改めて教えてくれたように思います こんな人 日本の朝の通勤列車にも乗ってきて欲しいですね

          taxi_convert_20090607192816.jpg
 最後は スペインの「Taxi?」 いかにもスペインらしい題材で タクシーに乗り込むや否や 運転手から矢継ぎ早に出される質問 「○○へお願いします」 「会話付き?会話無し?」「どんな話題がお好み?政治?経済?スポーツ?」「。。。政治を。。。」「国際政治?それとも国内?」。。。そして運転手と上手く会話できなかったり 機嫌を損ねると 目的地に連れて行ってもらえないー!
 おしゃべり好きなスペイン人ならではの発想かもしれないけど 最近益々コミュニケーション力が乏しくなっているように見える日本人も こんな会話力見習って欲しいです 個人的にはこんなタクシーに巡り合って見たいけどね

 短編映画はその時間制約から 時には長編映画より余程製作が難しい様に思えます(短い間に 話の起承転結から登場人物の性格まで盛り込まなければいけないし ひねった落ちが必要な場合も多い)そのため ストーリーのアイデアや映像に凝ったものが多くて 楽しいです 山椒は小粒でもぴりりと辛いとは まさに真実ですね  
               

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No title

こんにちは~。
ショート・ショートっておもしろそうですね! こういう企画、大歓迎だわあ~。長すぎる映画って苦手なので。短い映画をたくさん観て、それぞれのお国柄を感じるっていうのもいいなあ。

わたしは、派手な大作より、こういう、日常の生活の、気づいているようで気づいていないことを、鋭い切り口で見せてくれる映画が好きです。夫は、「それやったらテレビでもいいやん」。映画でしか観られない映像じゃないと価値がないというのですが。。。。

そうそう、関西は、「マクド」よね!しかも「ク」にアクセントがきますよね!

June様>ショート ストーリーお好きですか?私は実は小説でも短編集の方が好きだったりします ミステリーの短編集とか 大好きですね 
 短編映画はテレビとはまた違った面白さがあると思います 時間が短いだけで 映画を作ることには替わりはないので クレジットタイトルを見ていると たった数分の映画にこれだけの数の人が携わっているのかと びっくりしてしまいます もし機会があれば この劇場 一度行ってみてください プログラムも時々変更があるようだし。。。。 
 
> そうそう、関西は、「マクド」よね!しかも「ク」にアクセントがきますよね!
 
 ですよねー でも「マクド」は関西のみの言い方みたいですね 広島や四国では やはり「マック」と言うそうです 私は逆に 初めて「マック」と聞いたとき 何のことかぴんと来ませんでした
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Kazue イギリス人の夫と6年余りの英国、スペイン生活を経て 2008年夏 日本へ帰国

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